海外からの旅行客を目にする機会は、数年間で大きく増えてきました。日本と海外では大きく文化が異なりますが、日本の街は外国人にどう映っているのでしょうか?そこで今回は、CNNやワシントン・ポスト紙などの、記者たちを驚かせた日本の特徴25選をご紹介していきます。和の景色やハイテクなトイレまで、私たち日本人にとって当たり前な光景も、外国人からすると驚くことがたくさんあるようです。日本人にとって当たり前の光景は、外国人記者たちにどんな風に映るのか?彼らの言葉から、日本の文化を再認識していきましょう。
古き良き日本の風景
多くの観光客を魅了する日本の風景と言えば、お寺や日本庭園など、歴史を感じさせる街並みでしょう。例え都会の真ん中でも、和の風景を見つけるのは難しくありません。CNNでも大きな大仏が有名な鎌倉や古の都として知られる京都をとり上げました。記事内では「まるで息をのむような場所」と紹介されていたようです。特に京都は、私たち日本人でもうっとりするような魅力がありますよね。歴史ある景観だけでなく、外国人にとっては任天堂のお膝元や、村上春樹誕生の地として親しまれているようです。
街中に溢れる未来感
日本で驚かれるのは、伝統的な景色だけではありません。未来化の進んだ都会の様子も、度々外国人客を驚かせます。例えば、LEDの広告塔が街を埋め尽くす大阪・道頓堀。私たち日本人からすれば一見普通の街並みも、外国人から見ると、近未来的として大人気です。京都駅から電車に乗って1時間ほどで来られるのも人気の一つ。もちろん街並みだけでなく、街中にありふれたハイテク要素も、外国人を惹きつけます。例えば自販機の多さや回転ずしのタッチパネルなど。外国人旅行者からすれば、驚きの連続です。
地平線まで続く都会
地平線までビルが立ち並ぶ東京の景色は、外国人にとって特別なようです。例えば、ヨーロッパの大都市でも、地理的な規模でみればそれほど大きくないことも。「地下鉄に30~40分揺られていたのに、駅を出たらまだ東京内だったよ」と驚いた声も上がっています。同時に、目指した都内の観光スポットまで、予想外の時間をとられた失敗談もありました。しかし、それも旅行の思い出として残してほしいですね。
スピーディーな新幹線
地方から大都市に移動するのは大変ですが、大都市間の移動ならスケジュールを完璧に守れるでしょう。実際に、正確な発車時間とスピードで有名な新幹線は、外国人にとっても快適な移動手段として人気です。過去に、新幹線が予定より25秒早く出発して謝罪したニュースがありましたが、ワシントン・ポスト紙は驚いた様子で伝えていました。確かに、数秒単位で制御されている公共交通機関は、世界を探しても日本だけでしょう。ちなみに、日本に訪れた観光客なら、1週間約3万円で新幹線や交通機関が乗り放題のきっぷがあります。そのため、日本人より外国人の方がたくさん新幹線を利用しているかもしれませんね。
街中に並んだ食品サンプル
旅行と言えば、その地域ならではの食事が楽しみです。日本には、ちょっと立ち寄った食事処でも、海外客を喜ばせる技術があります。例えば食品サンプルが一つ。ワシントン・ポスト紙の記者は「原宿のクレープ屋に並んだクレープのフェイクに驚いた」と伝えていました。食品サンプルはクレープ屋だけでなく、ちょっとした定食屋からラーメン屋、そしてカフェに至るまであらゆる場所で目にします。日本食をあまり知らない外国人客も多いので、とても分かりやすいと評判です。あまりにクオリティが高いので、本物かどうか触ってみたくなってしまうかも?
生涯最高のディナー・和牛
食事を楽しみに来ているグルメな外国人客は、和牛の旨味にハマっています。確かに私たち日本人でも、一度食べたら忘れられないでしょう。特に人気なのは、神戸牛。とある海外記者は、5,000円ほどのメニューを楽しんだそうです。そして「生涯最高のディナーの一つとして認めなければいけない」と感想を伝えました。この海外記者の感激ぶりに、ワシントン・ポスト紙の記者も京都の鉄板焼きを楽しむことに決めます。A5ランクの味は、きっと忘れられないものになったでしょう。
高級デザート
もちろん和牛だけでなく、高級デザートも海外旅行者を驚かせています。日本人にとって一番身近な存在と言えば、デパ地下でしょう。ここでもワシントン・ポスト紙の記者は、驚くべき光景を目にしたようです。そこに売られていたのは、15粒で4,000円以上するイチゴ。ツヤや形の美しさに、思わず購入してしまったと言います。味わってみると、まるでスイーツ。素材が美味しければ、他のデザートも美味しいのは間違いありません。
動物カフェに癒される
動物カフェは日本ならではのものでしょう。最近では趣向を凝らしてフクロウカフェや豆しばカフェ、ヤギカフェなんかも登場しています。好きな動物と手軽に触れ合えるカフェは、日本人だけでなく、外国人客からも人気な様子。ちなみに東京にはハリネズミカフェもり、10分間と短い時間ですが、ハリネズミと触れ合えます。動物に囲まれながら触れ合いを楽しめるなんて、動物好きからしたら天国みたいですね!
旅館のおもてなし
日本のおもてなし精神は世界に誇れるものでしょう。観光で疲れた後は、旅館で手厚いおもてなしを受けられます。ワシントン・ポスト紙の記者が泊まったのは、京都の小路にある旅館でした。そこでは、終始驚きが待っていたようです。まずは、手の込んだコース料理。それだけでも素晴らしいですが、驚くべきは着物姿の中居さんが振舞ってくれること。続いて熟練の整体師によるマッサージを受け、ふかふかの布団で眠りにつく。至れり尽せりの宿泊体験を記者夫婦は楽しんだようです。確かに旅館でのおもてなしは、日頃の疲れがふわっと抜けていくようですよね。
日本のおもてなし精神
日本のおもてなし精神は街中のあらゆる店舗でも感じられます。どこに行っても質の良いサービスを受けられるのは、日本の強みと言えるでしょう。例えば、街角のコンビニでもプロ意識を感じると外国人客から好評です。私たち日本人は当たり前に感じてしまいますが、外国人客からすれば、オーナーからアルバイトに至るまで、自分の職業に責任とプライドを持っていると感じるようです。
チップ文化の違い
欧米と日本の大きな違いはチップ文化でしょう。欧米のレストランで良いサービスを受けた時は、それに応じたチップを求められます。しかし、日本では感謝の気持ちにチップを渡そうとしても、受け取る人が少ないようです。外国人客も、この習慣の違いには戸惑ってしまうそう。そのため、とある旅行誌では日本へ旅行に行く人向けに「良いサービスを受けたら丁寧にありがとうの気持ちを伝えよう」とアドバイスしています。
支払いがほぼ現金
日本ではまだまだキャッシュレス文化が根付いていません。そのため、支払いがほぼ現金のみになる点は、外国人客にとってがっかりポイント。そもそもカード払いが浸透していない日本では、海外クレジットが使えないケースも多いと聞きます。最近ではペイ系払いが浸透していることから、カード払いの普及にも踏み切っていきたいところ。ただ、キャッシュレスアプリの種類が多く、手続きも複雑なことから、外国人旅行者が使うには少しハードルが高いかもしれませんね。
助け合いの精神
外国人客によれば店のスタッフだけでなく、日本に来ればみんな親切だという印象があるようです。日本では英語が通じにくいものの、たくさんの人が精いっぱい助けようと努力してくれます。例えば、駅で迷っているところを、見かねた日本人がやってきて、正しいフォームまで連れて行ってくれた話は珍しくありません。助け合いの精神は、日本人にとって当たり前なのかもしれませんね。
夜も安全な繁華街
夜の街を歩いていても全く危険を感じないのは、外国人客にとって魅力的なポイントだそう。ハリウッド映画ではヤクザの世界が描かれることもありますが、事実はとても安全な街だとして、映画とは違う印象を与えています。確かに、日本では女性が一人で夜道を歩いても犯罪に出くわすことはほとんどありません。東京などは夜になっても明るいですし、治安の面ではかなり良いと言えそうですね。
ゴミのない街並み
街が綺麗なのも、安全性にならんで外国人客を驚かせるポイントです。実は日本の街にはゴミ箱がないと外国人客から不満もあります。しかし同時に、ゴミ箱がないのに街が綺麗なことを不思議に感じるようです。分析によると、日本人と外国人の文化の違いが大きいのでは?とされています。というのも、日本の学校では生徒自ら学校の掃除を行いますが、海外では清掃係を雇っているそうです。この体験の違いが、ごみを捨てない意識に結びついているかもしれないとのこと。
静かな都市
大抵の日本人は日本の都市部を騒がしいと感じるでしょう。しかし、アメリカなどの基準からすると静かだと言います。特に、電車の車内など公共の場が静かなことに驚きを隠せない外国人客も多い様子。出身国によっては、携帯をマナーモードにする指示も、新鮮に感じるそうですよ。確かに、あまりに電車の中がシーンとしてると、どう振舞ったら良いのか分からなくなってなってしまうかも?
建物では靴をぬぐ
日本では当たり前に行われている動作も、外国人客にとっては理解に時間がかかることもあるようです。その一つが建物に入る前に靴を脱ぐこと。日本の習慣の一つとして知られていますが、現代では行われていないと誤解されていることもあります。そのため、ワシントン・ポスト紙の記者は、旅館で靴を脱いでくださいと指示されたとき、理解するのに少々時間がかかったそう。
時間に正確
外国人客からみれば、日本人は時間に正確なイメージが強くあります。例えば、電車は分単位の運行が有名です。また、さまざまな欧米紙が伝えているのは、日本人との待ち合わせは5分遅れるのも失礼に当たること。確かに小学生のころから5分前行動を徹底されてきたため、1分の遅刻も許されない場面が多々あります。しかし、友だちとの待ち合わせならそこまで気にしない人も多いでしょう。
ルールは絶対
ルールを厳守する日本人の社会性は外国人にとって驚きのようです。これは時間に正確な部分にも通じますね。特に、日本人は公共の場にある注意書きを必ず守るため、旅行者も同じルールに従うようにアドバイスする雑誌やガイドラインも多いようです。ルールを厳守する日本人だからこそ、日本の治安は良いといった評価も度々見受けられます。
身だしなみにも気を遣う
もちろんきっちりしているのは時間だけではありません。例えば、服装にも同じことが言えます。実際、日本人は身だしなみに気を遣っているといった意見も多いようです。特に代表的なのはスーツ姿のサラリーマンでしょう。これは人によると思いますが、海外メディアでは「日本人は夜コンビニに出かけるときもきちんとした服装に着替える」と紹介されているようです。
さまざまなスタイル
CNNによれば、日本人のファッションはスタイリッシュと表現されているようです。というのも、スーツだけでなく、革新的な個性派ファッション、そして京都の通りを歩く着物姿の女性など、あらゆるスタイルが一つの国に混在しています。今と昔のスタイルが混ざり合う様子は、不思議になのかもしれませんね。
まるで架空のキャラクター
日本ならではのファッションとして、アニメチックなスタイルも人気です。コスプレに加えて個性的な原宿系ファッション。外国人客から見ると、まるでアニメのようでかわいいのだそう。私たちにとっては日常的ですが、架空のキャラクターのような格好の人々を、だれも気に留めていない様子が面白いそうですよ。
日本人はカラオケ好き
カラオケの語源が「空っぽのオーケストラ」だったことをご存じでしょうか?今ではそのまま英語として通じます。しかし、海外では日本ほど浸透していないようで、日本人が皆カラオケ好きなことに圧倒されるそう。確かに日本人は外国人から見るとシャイな部類。そんな日本人がマイクを握った瞬間熱唱するのは、ギャップがスゴイのかもしれません。
便利過ぎるコンビニ
日本のコンビニにはいつでも新鮮な食材が揃っており、ホットスナックから夕食まで何でも買えます。欧米のコンビニに慣れた旅行客は、日本のコンビニに驚きを隠せないそうです。また、都市部では少し歩けばコンビニがあるため、ほぼ探す手間もありません。ちなみにセブンイレブンはアメリカ発祥のコンビニですが、実は全世界の3分の1弱が日本に集中しています。その数はアメリカに比べると、2倍以上になる2万1,000店です。
日本のトイレは現代技術の結晶
観光客の驚きは街だけでなく、トイレにまで及びます。自動でオープンするフタやマッサージモード搭載のおしり洗浄など、ボタンの多さにどれが流すボタンか分からない人もいるようです。日本のトイレは海外でも有名ですが、たかがトイレと油断して訪れると、びっくりするパターンが多くあります。これについてCNNも、日本のトイレは清潔なだけでなく、現代秘術の結晶だと紹介していました。